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トラネキサム酸のおもな作用は、①抗プラスミン作用、②メラニン生成抑制作用です。①の作用から、止血剤、抗炎症・抗アレルギー剤として、術後や湿疹、咽頭痛などの治療薬として長年使用されています。これに加えて、近年、②メラニン生成抑制作用が注目され、シミ(とくに肝斑・炎症後色素沈着)に効果が期待できます。トランシーノ®という名前で市販もされていますので、CMなどでお聞きになられたこともあるかもしれません。
当院ではシミに対して内面からアプローチする方法として、トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンEの3剤の内服をおすすめしています。
ビタミンCはチロシナーゼ活性の阻害作用、ビタミンEは紫外線照射時に増加する脂質の過酸化抑制作用をもち、どちらもメラニン合成シグナルを抑制します。これらを同時に摂取することで、より美白作用を高めることが期待できます。
また、トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンEを含有するローションやクリームなどをスキンケアに取り入れたり、さらにイオン導入をすることで有効成分のお肌の浸透率をより高め、メラニン色素に働きかける治療もおすすめのケアです。
トラネキサム酸などの内服ご希望される場合は、問診や診察のうえ処方させていただきます。スキンケア製品の取り扱いやビタミンのイオン導入も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。