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ビタミンC誘導体、コウジ酸、アルブチン、ルシノール、トラネキサム酸…など、いろいろな種類の美白成分が医薬部外品として配合されています。
皮膚科・美容皮膚科クリニックで処方される美白成分にハイドロキノンがあります。高濃度のハイドロキノンはシミに対する効果は非常に高いですが、一方でいくつかの注意点があります。
それは、ハイドロキノンによって刺激症状やかぶれをおこす方が、数パーセントの割合でみられます。赤みなどの刺激症状は塗り方を工夫することで問題なく使用できる場合もありますが、かぶれ(接触皮膚炎)をおこす方は、無理に使用せず、ほかの美白成分に変更したほうが良いと思います。
刺激症状は、とくにハイドロキノンを使い始めの時にヒリヒリや赤みを生じることがあります。すり込んだり、叩き込むように塗ると刺激症状がでやすくなります。塗る際は、できるだけ皮膚をこすらないように気になるシミの範囲よりやや広目に皮膚の上にそっと伸ばす感じで塗ります。
塗るタイミングは洗顔後、化粧水の後、化粧水が乾いたあとです。美白剤を塗った後に、美容液・保湿剤・日焼け止めなどを使用する場合は20分程度経ってから使用してください。
ハイドロキノンが入った容器は遮光してくだい。また、色が変色したものは使用しないでください。
ご使用は夜1回でもよいですが、朝も使用する場合はハイドロキノンを塗った部分が紫外線にあたるのを避ける必要がありますので、かならず日焼け止めクリームを重ねて使用してください。
朝はハイドロキノン以外の成分の美白剤を使用し、夜はハイドロキノン製剤を使用するのも良いと思います。
まれに皮膚の色がまだらになったり、かえって黒ずみが強くなることもありますので、かならず医師の指導のもとに適切な使用を行ってください。