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皮脂の分泌が多い部位、頭皮、眉毛部、鼻、ほうれい線などに炎症を生じ、赤みやかゆみ、フケなどの原因になります。脂漏性皮膚炎の原因はまだ明らかになっていませんが、生活習慣・食生活・ストレス、皮膚常在菌であるマラセチア菌などの関与が考えられます。
バランスのよい食事を心がけ、皮脂の分泌にかかわるビタミンB群は積極的に摂取したい栄養素です。必要に応じてサプリメントの摂取も良いと思います。食事と脂漏性皮膚炎との因果関係が明らかになっていないため、あくまで私の意見になりますが、糖質は多く取りすぎないようにし、タンパク質は肉よりもお魚のほうがおすすめです。また、甘いものや脂っこいものも控えめにしましょう。
交感神経の乱れや男性ホルモンの分泌が活発になると皮脂の分泌も盛んになります。睡眠を十分にとり、なかなか難しいかもしれませんが、疲れやストレスをためないように過ごしたいものです。
スキンケアは、お顔の場合は1日2回の洗顔、頭皮の場合は1日1回の洗髪をしましょう。これ以上洗いすぎると、過剰に皮脂を落とすことになり、かえって皮膚炎を悪化させることがあります。洗う時は、十分に泡立てた泡で、皮膚をこすらないようにやさしく洗います。特に洗髪の際は爪をたてず、指の腹で頭皮を洗います。洗顔・洗髪後はすすぎ残しがないように、十分に洗い流します。市販のものでは、コラージュフルフルシャンプーとリンスは抗菌成分をふくんでありおすすめです。洗顔は私はシャボン玉石鹸もおすすめです。洗顔後は皮膚をこすらないように、タオルでやさしく水分をふきとります。洗髪後は、濡れたままにせず、タオルドライのあとドライヤーで乾かします。
かゆみがあるとついつい手で搔いてしまいたくなりますが、掻くことで、皮膚が傷ついたり、皮膚炎が悪化しますので、できるだけ皮膚を掻かない、こすらないことも大切です。
洗顔・洗髪後に皮膚が乾いてから、皮膚科で処方されている塗り薬を塗りましょう。皮膚科では症状に応じて、飲み薬が処方される場合もあります。