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背中のブツブツにはいろいろな種類があり、原因や治療法がことなります。
夏に多いものは
①マラセチア毛包炎
毛穴にあかいニキビのようなブツブツができます。
②癜風
薄ピンク~茶褐色の斑点ができ、表面を軽くこすると皮膚科ポロポロと剥がれます。
①②はどちらも皮膚の常在菌が原因で、多汗多湿の環境でできやすいものです。
対処法は、汗をかいたあとはシャワーをあびる、汗をかいた服は着替えることです。また、市販の菌を抑える作用をもつ成分を含むボディソープ(コラージュフルフルという商品名)を使用することもおすすめです。治療としては、皮膚科で抗菌作用のある塗り薬や飲み薬の処方を行います。
このほか、夏以外にも1年を通して症状が続く場合は以下の可能性もあります。
③脂漏性皮膚炎
上記で紹介したコラージュフルフルの使用もおすすめです。皮膚科では抗炎症作用や抗菌作用のある塗り薬やビタミン剤などを処方することがあります。
④ニキビ
背中のニキビは赤いブツブツやニキビが落ち着いた後の色素沈着が混在している場合がみられます。角質がつまることでニキビが進行するため、角質をのつまりを改善する塗り薬やアクネ菌の増殖を抑える抗菌剤など、お顔のニキビに準じた治療を行います。とくに女性の方でウエディング前などは、ケミカルピーリング治療なども効果的です。
⑤毛孔性苔癬
毛穴の周りの角質が厚くなりザラザラとした状態です。治療は角質を柔らかくする塗り薬や、炎症やかゆみを伴う場合には抗炎症作用のある塗り薬の処方を行う場合もあります。遺伝的な要因もあり、加齢とともに症状が軽くなる場合もありますが、一方で治癒が難しい場合あります。
このほかの場合もありますので、気になる方はどうぞ皮膚科にご相談ください。