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乾燥肌のケア|キャナルシティ博多の皮膚科・美容皮膚科・ニキビ治療 - なかぞのスキンクリニック博多

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乾燥肌のケア

私は、健やかで美しいお肌であるために、「肌の保湿」がとても大切だと考えています。

一方で乾燥肌って何でしょう?

もちろん乾燥して潤いのないお肌ですよね。

ではお肌のいったいどの部分が乾燥しているのでしょうか?

皮膚、いわゆるお肌は、最外層の表皮、その下の真皮、皮下脂肪層の3層からなっています。さらに表皮の一番表面に近い部分に角質層があります。角質層は、角質細胞とその間を埋める角質細胞間脂質(セラミド、コレステロール、遊離脂肪酸)から成ります。主な役割は、体液の漏出を防ぐ、角層の水分保持、生体防御としてのバリア機能です。

乾燥肌では、この角質内の水分量が減少した状態です。私たちの皮膚の角質層にはセラミドが存在し、その種類は350種類以上あると言われています。セラミドは皮膚の保湿の役割を担います。ところが、加齢や敏感肌、紫外線照射や種々の病態(糖尿病、脂肪酸代謝異常、必須脂肪酸欠乏(リノール酸)、乾癬、アトピー性皮膚炎)などでは、角質層のセラミド産生が減少し、皮膚のバリア機能が損なわれると考えられています。バリア機能が障害されると、いろいろな刺激に対して敏感になり、かゆみやアレルギー反応・炎症が生じやすくなりますので、皮膚のバリア機能を保つことは、非常に大切です。

また、私たちの身体は、角質層を通して、汗にだけでなくわずかな水分が蒸散しています。これを測定したものが経表皮水分蒸散量で、皮膚の乾燥の状態をしらべるひとつの指標になります。この経表皮水分蒸散量が大きいと、角質層のバリア機能が損なわれていることを示します。

では、乾燥肌を防ぐために、とるべき対策はどのようなことでしょうか?

前述のとおり、セラミドなどの保湿因子を保ち、バリア機能を保持するケアを行うことです。

私がおすすめする乾燥肌のスキンケアは、ブログ「乾燥肌のスキンケア、くちびるの保湿」にも書きましたが、おさらいも兼ねて簡潔にまとめると・・・。

①紫外線対策を行う。

②長風呂や熱い温度のお湯は避ける。温度は38~40℃がおすすめ。

③お肌をゴシゴシこすらない。

④保湿剤を塗る。(1日2回。入浴直後や洗顔後と朝)

⑤空気が乾燥している時は、お部屋の加湿をする。

です。乾燥肌をケアして、健やかなお肌を保ちたいですね。

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