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ワキ汗の治療|キャナルシティ博多の皮膚科・美容皮膚科・ニキビ治療 - なかぞのスキンクリニック博多

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ワキ汗の治療

汗を分泌する汗腺には、ほぼ全身に分布するエクリン汗腺と、特定の部位に分布するアポクリン汗腺の2種類があります。

エクリン汗腺は全身にありますが、とくに、手の平、足の裏、ワキに最も多く存在します。その密度は130~600個/cm2であり、全身には300万個あるといわれています。

ワキの汗は、温熱刺激だけでなく、精神的緊張でも発汗します。発汗は交感神経およびアセチルコリンにより支配されています。

このエクリン汗腺の機能が亢進することにより必要以上の発汗を生じる状態を多汗症といいます。多汗症は遺伝的素因が関与しており、多汗症患者様の3~5割に家族歴があります。

治療は、塩化アルミニウムやソフピロニウム臭化物(エクロックゲル5%)の外用などが第1選択になります。

塩化アルミニウムは院内製剤として処方されたり、オドレミンやパースピレックスという商品名で市販されています。これらの成分で、かゆみやかぶれが生じる方もいます。

エクロックゲル5%は2020年に日本初の原発性腋窩多汗症治療薬として保険適応になりました。1日1回の外用で、エクリン汗腺からの発汗を抑える効果があります。薬価は3割負担、2週間分で1462円です。ただし、12歳以下および前立腺肥大・緑内障のある方には処方できません。

外用治療でも効果がない場合は、ボトックス注射という治療法があります。ボトックスをワキの下の皮膚に注射することで、交感神経とエクリン汗腺接合部におけるアセチルコリン放出を阻害し、発汗を抑える働きがあります。

ボトックス治療は、原発性局所多汗症診療ガイドラインのなかで、外用治療と同等の推奨度とされている治療です。神経ブロックなどの治療よりも侵襲が少なく、代償性発汗(非治療部位からの発汗がふえること)を生じにくいといわれています。

ボトックス治療の手順は、麻酔を希望される方は麻酔クリームを塗って、30分~1時間程度お待ちいただきます。その後、ワキの下の発汗範囲にボトックスを注射します。

効果は3~5日程度で現れはじめ、1~2週間ほどで安定します。

ボトックス治療の持続期間は、個人差がありますが、国内データでは通常4~9ヶ月程度という報告があります。

*重症原発性腋窩多汗症で一定の診断基準を満たす場合は保険適応になることがあります。

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