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ビタミンDは、カルシウムやリンなどの代謝、骨代謝、免疫系の調整などに関与してます。とくに近年、ビタミンDの感染症の予防や抗ウイルス作用が注目されています。
私たちの体内のビタミンDは、食品から摂取されたものと、皮膚に紫外線を浴びて体内で作られたものとで供給されます。
日本人で一日の安全なビタミンDの摂取上限は成人250μg(10000IU)だといわれています(食事摂取基準 2015版)。
「ビタミンD生合成のためには一日何分くらいの日光浴が必要なのでしょうか?」
地域や季節、時刻や天候、個々のスキンタイプなど多くの要因によって左右されるため一律に○○分と規定することは困難です。が、参考までにビタミンD 400IU(10μg)を産生するのに必要な日光曝露の時間は、計算上、標準的な日本人(スキンタイプIII)が、全身の25%(両腕と顔程度)を日焼け止めを塗らずに露出して、東京都心で8月1日の昼頃雲が少しある晴れた日に外出した場合で3分。1月1日の昼頃に全身の12%(顔と手程度)を露出して外出した場合で50分(紫外線環境マニュアル2015より抜粋)。
冬は露出部位も少ないため、必要な日光浴の時間も長くなっています。
紫外線の皮膚に対する影響も考慮すると、日光浴だけに頼るのではなく、食事やサプリメントからの摂取を積極的に行うことが良いと考えます。
ビタミンDは鮭、うなぎ、サンマ、イワシなどの魚類やシイタケ、きくらげなどの食品に多く含まれます。当院ではビタミンDのサプリメントも取り扱っております。